結婚祝いの相場はいくら?関係別の目安と贈り方マナーを解説

結婚祝いの相場【関係別一覧】

関係性別の相場をひと目でわかる表で確認

結婚祝いの相場は、贈る相手との関係の深さによって異なります。以下の表は、現金(ご祝儀)と品物(プレゼント)それぞれの目安をまとめたものです。式への招待の有無によっても変わるため、状況に応じて参照してください。

関係性 ご祝儀(現金)の目安 品物の目安
友人・同僚(招待あり) 3万円 5,000〜1万円
友人・同僚(招待なし) 1〜3万円 3,000〜1万円
職場の上司(招待あり) 3〜5万円 1万〜2万円
親族・いとこ(招待あり) 3〜5万円 5,000〜1万円
兄弟・姉妹(招待あり) 5〜10万円 1〜3万円
主賓・祖父母(招待あり) 5〜10万円以上 1〜2万円

上記はあくまで一般的な目安です[7]。地域の風習や職場の文化によっても異なるため、周囲の先輩やご家族に事前に確認することも有効です。

「ご祝儀」と「品物」はどちらを選べばよいか

結婚祝いとしてご祝儀(現金)を包む場合と、品物を贈る場合では、それぞれ向いている状況が異なります。

  • ご祝儀(現金):披露宴・挙式に招待されている場合は現金が基本。使い道をお二人に委ねられるため、実用的です。
  • 品物(プレゼント):式に招待されていない友人や同僚など、別途お祝いを贈りたい場面に向いています。

結婚式に招待されている場合、ご祝儀と品物の両方を贈るとかえって相手に気を遣わせることになるため、基本的にはどちらか一方で問題ありません。

現金(ご祝儀)の結婚祝い相場と渡し方マナー

ご祝儀の金額は「割り切れる数」を避けるのが基本

ご祝儀として現金を包む際、金額には古くからのマナーがあります。「2」や「4」「6」「9」といった数字は、「割り切れる=縁が切れる」「死・苦」を連想させるとして避けるのが慣例です。そのため、3万円・5万円・7万円・10万円といった金額が選ばれます。

ただし2万円については、近年では「ペア(夫婦)」を意識した縁起のよい数字として許容されるケースも増えています。特に若い世代の友人同士や、カジュアルな披露宴パーティーの場では、2万円を包むことも一般的になりつつあります。

ご祝儀袋の選び方と書き方

ご祝儀袋は、包む金額の目安に合ったものを選ぶのがポイントです。一般的に、金額が高いほど豪華な水引や装飾のご祝儀袋が適しています。

  • 3万円前後:白×金の水引(結び切り・あわじ結び)が付いた一般的なご祝儀袋
  • 5〜10万円:格調のある大き目のご祝儀袋。多当折りタイプも適切
  • 表書きは「寿」または「御結婚御祝」が一般的。毛筆または筆ペンで書く

水引は「結び切り」または「あわじ結び」を選びましょう。これらは一度結ぶとほどけない結び方で、「繰り返さない(再婚しない)」という意味を込めた縁起物です。蝶結びは何度でも結び直せるため、結婚のお祝いには使いません。

ご祝儀を渡すタイミングと注意点

披露宴に出席する場合、ご祝儀は当日会場の受付で渡すのが一般的です。ふくさに包んで持参し、受付で取り出して両手で渡しましょう。事前に郵送や手渡しする場合は、挙式日の1〜2週間前が適切なタイミングです。

なお、結婚祝いの相場として3万円が友人間では最も多い金額です。ただし、招待ゲスト数が平均52.0人であることを踏まえると[2]、お二人の受付準備もかなりの規模になります。ご祝儀袋は必ず受付で丁寧に手渡しするよう意識してください。

品物で贈る結婚祝いの相場と選び方

品物を贈る場合の価格帯の目安

式への招待がない場合や、連名でまとめてプレゼントを贈る場合は品物が選ばれることが多くなります。結婚祝いの品物の相場は関係性によって異なりますが、一般的には以下の価格帯が目安です[7]

  • 友人・同僚:3,000〜1万円
  • 上司・先輩:1〜2万円
  • 兄弟・姉妹:1〜3万円
  • 連名(3〜5人):一人あたりの金額 × 人数分を目安に

連名で贈る場合は総額を揃えることが重要です。一人ひとりの負担が均等になるよう、事前に人数と予算をしっかり確認しておきましょう。

喜ばれる品物ジャンルと選ぶときの視点

結婚祝いの品物として選ばれることが多いジャンルには、以下のようなものがあります。

  • カタログギフト:相手に好きなものを選んでもらえる。趣味・好みがわからない相手にも対応しやすい
  • キッチン用品・家電:新生活で実用的。ただし、すでに持っているものと重複するリスクがある
  • スイーツ・グルメギフト:消えものとして気軽に贈れる。ただし賞味期限や好みに注意
  • タオル・バスグッズ:日用品として使いやすく、消耗品なので受け取りやすい

結婚祝いの品物を選ぶ際は、「相手の新生活に役立つか」という視点を軸にすると選びやすくなります。一方で、刃物(包丁・ハサミ)は「縁を切る」、ハンカチは「手巾(しゅきん)=手巾(てぎれ)」を連想させるとして避けるのが慣例です。

贈るタイミングと渡し方のマナー

品物を贈る場合、挙式の1〜2週間前を目安に手渡しまたは宅配便で届けましょう。式直前や式後すぐは相手が多忙なため、なるべく避けるのが親切です。

宅配便で送る際は、のし(熨斗)を付けるのが正式なマナーです。表書きは「寿」または「御結婚御祝」とし、水引は結び切りを選びます。デパートやギフト専門店で購入する場合は、ラッピング・のし対応が可能かどうかを事前に確認しておきましょう。

シーン別・ケース別の結婚祝い相場

式に招待されていない場合の結婚祝い相場

結婚式・披露宴に招待されていない場合でも、仲の良い友人や同僚への結婚祝いを贈ることは珍しくありません。この場合、ご祝儀よりも品物を選ぶことが多く、相場は3,000〜1万円程度が一般的な目安です[7]

現金を渡したい場合も、招待されていない場合は1〜3万円の範囲で調整するとよいでしょう。ただし、あまり高額な現金を包むとお二人に気を遣わせてしまうこともあるため、関係性を考慮したうえで金額を決めることが大切です。

二次会のみ参加する場合

披露宴には招待されず、二次会のみに参加するケースでは、ご祝儀は不要です。二次会の会費は別途徴収されることが一般的で、それ自体がお祝いの一部として扱われます。別途お祝いを贈りたい場合は、3,000〜5,000円程度の品物を持参するか、後日送るとよいでしょう。

グループ・連名で贈る場合

友人グループや職場の同僚と連名で結婚祝いを贈る場合、一人あたりの負担額は全体の予算を人数で割った金額になります。一般的には一人3,000〜5,000円程度を出し合い、まとまったギフトを贈るスタイルが選ばれます。

連名で贈る際のポイントは以下の通りです。

  • メッセージカードは全員の名前を記載する
  • のし・表書きも全員の連名にする(名前が多い場合は「○○一同」と書く)
  • 幹事が一人とりまとめ、品物の選定・発注・費用回収を担当する

職場・部署でまとめて贈る場合の相場

職場全体や部署でまとめて結婚祝いを贈る場合、職場の慣例に従うのが最もスムーズです。一般的な目安としては、部署の人数によって総額1〜3万円程度になるよう調整することが多く、個人負担は500〜2,000円程度に抑えられるケースが多くなります。

引き出物の相場と新しい贈り方の選択肢

引き出物の相場はゲストとの関係性で変わる

ゲストとして結婚祝いを受け取る立場から見ると、お二人が準備する引き出物もまた「結婚祝いのお返し」としての意味合いがあります。引き出物のゲスト一人あたりの全国平均は約6,260〜6,300円とされており[4]、金額の分布としては3,000円台が31.6%で最多、次いで5,000円台が23.4%と、約7割が3,000〜6,000円帯に集中しています[5]

ゲストとの関係性別の引き出物相場は以下が一般的な目安です[7]

  • 主賓・祖父母:10,000〜20,000円
  • 親族・上司:5,000〜10,000円
  • 友人・同僚:4,000〜6,000円

引き出物の品数は3品が主流

引き出物の合計品目数は3品目が最多で、全体の53.9%を占めています[6]。一般的な3品構成は「引出物」「引菓子」「引菓子以外の食べ物・飲み物」の組み合わせです。奇数にこだわる文化は関西圏を中心に今も残っていますが、近年は地域を問わず3品が標準化しています。

ゲストの負担を減らす「カード型引き出物」という選択肢

従来の引き出物は当日ゲストが持ち帰る形が主流でしたが、近年は「ゲストに重い荷物を持ち帰らせたくない」という思いから、カード型引き出物を選ぶカップルが増えています。「定番やしきたりにとらわれず、二人の価値観に合った自由なやり方をすればよい」と考えるカップルが約9割を占める時代でもあり[3]、引き出物の形式にも多様な選択肢が広がっています。

AnyGift Weddingsのカード型引き出物は、式当日にカード1枚をゲストに渡すだけで完結します。ゲストは5,000以上の商品の中から自分の好みに合ったギフトを後日選べるため、趣味やライフスタイルが異なる多様なゲストに対応しやすいのが特徴です。また、ゲストの年齢・関係性に合わせた贈り分け設定もオンラインで完結し、式場への持ち込み料もかかりません。結婚祝いへのお返しとして「相手に選んでもらう」スタイルは、ゲストへの気遣いを形にする新しい方法として注目されています。

結婚祝いの相場に関するよくある疑問とNG事項

よくある疑問:相場より少ない金額は失礼か?

「相場より少ない金額を包んでしまった」と後から気づくケースは珍しくありません。一般的に、相場を大幅に下回る金額(たとえば友人の披露宴で1万円など)は、相手にとって会食費用をまかなえない金額になることもあるため、注意が必要です。

とはいえ、学生や社会人1〜2年目などの場合は、経済状況に応じた金額で問題ありません。大切なのは誠意を込めることであり、一言「これから少しずつ揃えていく形で」など、状況に応じたメッセージを添えると丁寧な印象を与えられます。

NG:「忌み数」の金額と割れ物への注意

結婚祝いを現金で包む際に避けるべき金額や品物は以下の通りです。

  • 2万円(例外あり)・4万円・6万円・9万円:割り切れる数・死苦を連想させる数字のため避けるのが基本
  • 刃物(包丁・ハサミ・ナイフ):「縁を切る」を連想させるとして慶事には不向き
  • ハンカチ:別れのイメージがあり、お祝い品としては避けるのが慣例
  • 割れ物(食器類):割れる=縁が割れるとされる。ただしリクエストされている場合はこの限りではない

結婚式の規模・スタイルに応じた相場の柔軟な考え方

近年は家族のみの少人数婚や、1.5次会パーティー形式など、多様な結婚式スタイルが広がっています。挙式・披露宴の総額平均が343.9万円にのぼる一方[1]、招待人数や形式はさまざまです[2]

カジュアルなパーティー形式の場合、会費制になることもあり、その際はご祝儀を別途用意する必要はないケースもあります。「招待状に会費の記載があるかどうか」を確認したうえで、状況に応じた結婚祝いの形を選びましょう。

相場や形式に迷ったときは、共通の友人や先輩など、同じ式に出席する方に事前に確認するのも一つの方法です。金額や品物をそろえることで、受け取るお二人への配慮にもなります。

参考文献

  1. [1] 挙式・披露宴の総額平均 — リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(2024)原典
  2. [2] 披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数平均 — リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(2024)原典
  3. [3] 定番やしきたりにとらわれず自由なやり方をすればよいと思う割合 — リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(2024)原典
  4. [4] 引き出物のゲスト一人あたりの全国平均 — ゼクシィ結婚トレンド調査2024ほか(集計記事経由)(2024)原典
  5. [5] 引き出物の金額分布 — ゼクシィ結婚トレンド調査2024(集計記事経由)(2024)原典
  6. [6] 引き出物の品目数分布 — ゼクシィ結婚トレンド調査2024(集計記事経由)(2024)原典
  7. [7] 関係別の引き出物・結婚祝い相場 — 業界複数ソース集計(アンシェウェディング、PIARYほか)(2024)原典
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