引き出物 人気ランキング15選|定番から新定番まで選び方とマナーを解説

引き出物の基本|相場・品数・マナーをおさらい

引き出物とは何か

引き出物とは、結婚式・披露宴に招いたゲストへのお礼として贈る品物のことです。もともとは宴席に引き出した馬を贈ったことに由来するとされており、現代では食器・カタログギフト・スイーツなどさまざまな品が選ばれています。引き出物はご祝儀へのお返しという意味合いも持ちますが、「お二人の感謝の気持ちを形にする」という側面が重視される傾向にあります。

引き出物の相場はいくら?

引き出物のゲスト1人あたりの相場は、全国平均でおおよそ6,260〜6,300円程度とされています[4]。金額の分布を見ると3,000円台が31.6%で最多となっており、次いで5,000円台が23.4%と、約7割のカップルが3,000〜6,000円帯で選んでいます[5]

ただし、この金額はあくまでも平均値です。ゲストとの関係性によって適した金額帯は異なります。詳しい関係別の目安は後のセクションで解説します。

品数の目安:3品構成が主流

引き出物の品数については、3品目が最多で全体の53.9%を占めています[6]。一般的な構成は「引き出物(メイン)」「引き菓子」「もう1品(縁起物や飲料など)」の3点セットです。品数を選ぶ際は「割り切れる偶数は縁起が悪い」という考え方が慣習的に残っており、3品・5品という奇数構成が選ばれやすい傾向にあります。

引き出物のNG品・マナー上の注意点

引き出物を選ぶ際に避けたほうが無難とされる品目があります。代表的なものは以下のとおりです。

  • 刃物類(包丁・ハサミ):「縁を切る」を連想させるため忌避されることがある
  • 割れ物(ガラス食器・陶器):「割れる=別れ」を連想させるとして敬遠されることがある(ただし実際には選ぶカップルも多い)
  • ハンカチ:葬儀の連想があるとして引き出物には不向きとされる場合がある
  • 4・9がつく品数や金額:「死」「苦」を連想させる数字は避けるのが無難

これらは地域や年代によって感じ方が異なるため、特に目上のゲストや年配の親族が多い場合は慎重に選ぶことをお勧めします。

引き出物 人気ランキング15選|カテゴリ別に徹底解説

1位〜5位:定番の強さを誇る王道カテゴリ

長年にわたりゲストから支持を集めてきた引き出物の人気カテゴリをご紹介します。知名度が高く失敗しにくいことから、幅広い年齢層のゲストに対応できるのが特徴です。

  1. カタログギフト:ゲスト自身が好きな商品を選べる自由度が最大の魅力。年齢・好みを問わず対応でき、かさばらない点でも人気。価格帯のラインナップが豊富なため贈り分けにも適しています。
  2. 高級食器(プレート・マグカップ):ブランド食器は特別感があり、日常使いにも記念品としても喜ばれます。ウェッジウッド・ノリタケ・ロイヤルコペンハーゲンなどが定番ブランドです。
  3. タオルセット:今治タオル・フェイラーなどの高品質タオルは実用性が高く、消えものではないため手元に残ることから「記念品らしさ」もあります。
  4. スイーツ・焼き菓子セット:引き菓子と合わせてスイーツをメイン引き出物にするケースも増えています。上質なチョコレートや焼き菓子の詰め合わせは、持ち帰りやすく男女問わず喜ばれます。
  5. グルメ・食品ギフト:高級だしセット・海苔・オリーブオイルなど食卓で使える食品ギフトは、消えものとして気軽に受け取ってもらいやすいのが利点です。

6位〜10位:近年注目を集める人気カテゴリ

結婚式のスタイルが多様化するにつれ、引き出物の選択肢も広がっています。定番の枠を少し超えた、ゲストに「センスがいい」と感じてもらいやすいカテゴリです。

  1. コーヒー・紅茶ギフト:スペシャルティコーヒーや上質なルピシアの紅茶など、日常に贅沢感を添えられるギフトとして人気が上昇中。
  2. ハンドクリーム・バスグッズ:実用的でかつ上質なブランド品(ロクシタン・ジュリーク等)はゲストに喜ばれやすく、特に女性ゲストへの贈り分けに最適です。
  3. ガラス・陶磁器の花瓶・小物:インテリアとして飾れるアイテムは「記念に残る引き出物」として選ぶカップルが増えています。
  4. 和食器(有田焼・波佐見焼):産地の職人が手掛けた和食器は、特別感と実用性を兼ね備えています。和婚・和の雰囲気を大切にするお二人に特に人気です。
  5. アロマ・ルームフレグランス:上品な香りのキャンドルやディフューザーは、インテリアとして日常に溶け込みやすく近年急速に人気を伸ばしています。

11位〜15位:個性派・新定番カテゴリ

ゲストに「こんな引き出物は初めて」と喜んでもらいたいお二人に注目されているカテゴリです。少人数婚やユニークな式スタイルにもマッチします。

  1. 体験型ギフト:旅行・グルメ体験・エステなどを選べる体験型カタログは、モノではなく「思い出」を贈るコンセプトで支持を集めています。
  2. 名入れ・オリジナルアイテム:お二人の名前・挙式日を刻んだオーダーメイドギフトは記念品として唯一無二の価値があります。
  3. 地域の名産品・クラフト品:地元の工芸品や特産フードは、結婚式のテーマや出身地にまつわるストーリーを添えられます。
  4. サブスクリプションギフト:コーヒー定期便・フラワー便など、後日届き続けるギフトは「もらった後も楽しめる」と好評です。
  5. カード型引き出物(選べるギフトカード):ゲストが後からオンラインで好きな商品を選べるデジタル対応の新形式。当日の荷物が増えないため「ゲストへの配慮」として選ぶカップルが増えています(詳しくは後述)。

引き出物の選び方|関係性・年代別の贈り分け術

ゲストとの関係性で金額帯を変えるのが基本

引き出物はゲスト全員に同じものを贈る必要はありません。関係性に応じた贈り分けが、ゲスト一人ひとりへの配慮として伝わります。一般的な関係別の相場目安は以下のとおりです[7]

ゲストとの関係 引き出物の相場目安
主賓・祖父母 10,000〜20,000円
親族・上司・恩師 5,000〜10,000円
友人・同僚・後輩 4,000〜6,000円

ご祝儀の相場と引き出物の金額は連動して考えるのが基本です。ご祝儀の3分の1〜半額程度を返すのが目安とされています。

年代別に喜ばれる品の傾向

ゲストの年代によって好まれる引き出物の傾向は異なります。年齢層を考慮することで、より喜ばれるギフト選びにつながります。

  • 20〜30代のゲスト:カタログギフト・コーヒーギフト・おしゃれなルームグッズが人気。自分では買わないけれど嬉しいアイテムが好評です。
  • 40〜50代のゲスト:高品質なタオルセット・食器・グルメギフトが定番。実用性と品質を重視する傾向があります。
  • 60代以上のゲスト(親族・祖父母):老舗ブランドの食品ギフト・和食器・名入れアイテムが喜ばれやすいです。

子連れゲスト・遠方ゲストへの配慮

小さなお子様連れのゲストや、新幹線・飛行機で参列する遠方ゲストにとって、重くてかさばる引き出物は負担になりやすい点に注意が必要です。子連れゲストや遠方ゲストには、軽量で小さな品や、カード型・デジタルギフトで「当日は手ぶらで帰れる」形式を検討するのもひとつの方法です。

贈り分けを実現するための実務的な手順

贈り分けを行う場合は、席次表と照らし合わせてゲストリストを「関係性別」「席の位置別」などでグルーピングし、どのグループにどの引き出物を割り当てるかを事前に整理しておくとスムーズです。式場スタッフへの引き渡し時に混乱しないよう、引き出物の袋や封筒に目印をつける方法が一般的です。

引き出物選びの失敗例と回避策|よくある後悔5選

失敗例1:式場の提案だけで選んで割高になった

式場が提携しているカタログの中から引き出物を選ぶと、持ち込み料や手数料が上乗せされているケースがあります。同じ商品でも市販価格より割高になることがあるため、外部の引き出物サービスと価格を比較検討することをお勧めします。

失敗例2:全員に同じ引き出物を選んでしまった

ゲストとの関係性を考慮せず一律の引き出物を用意すると、主賓や上司へのお礼が不十分になったり、逆に友人への引き出物が過剰になったりするケースがあります。少なくとも「主賓・親族グループ」と「友人・同僚グループ」に分けた2段階の贈り分けを検討しましょう。

失敗例3:重くてかさばるアイテムを選んだ

引き出物は式場から帰る際にゲストが持ち帰るものです。陶器・ガラス製品・大型タオルセットなど重量のある品を複数組み合わせると、ゲストの負担が大きくなります。特に遠方から来られるゲストや、ご年配のゲストには軽量なアイテムを意識しましょう。

失敗例4:引き菓子の日持ちを確認しなかった

引き菓子は賞味期限が短い生菓子を選ぶと、ゲストが帰宅するまでに品質が落ちてしまうことがあります。引き菓子は常温で2週間以上日持ちする焼き菓子・干菓子を選ぶのが失敗しにくい選択です。

失敗例5:発注数の誤りで当日に引き出物が足りなくなった

キャンセルや急なゲスト追加が発生した際に対応できるよう、引き出物は確定人数より5〜10%多めに発注しておくのが一般的です。また、カード型引き出物を利用する場合は当日の発注数調整がしやすいため、急な変更にも対応しやすいというメリットがあります。

人気上昇中のカード型引き出物|当日の荷物問題を解決する新選択肢

カード型引き出物とは

カード型引き出物とは、引き出物の現物を式当日に渡すのではなく、ゲストが後日オンラインで好きな商品を選べる「ギフト選択カード(またはQRコード・URL)」を渡す形式のサービスです。ゲストは自宅に届いた商品を受け取るため、式当日に重い荷物を持ち帰る必要がありません。

「定番やしきたりにとらわれず、お二人の価値観に合った自由なやり方をすればよい」と考える割合が3年連続で約9割に達しており[3]、こうした新しい引き出物スタイルへの抵抗感は年々薄れてきています。

カード型引き出物の主なメリット

  • ゲストの荷物負担がゼロ:式当日はカード1枚を受け取るだけで済むため、遠方ゲストや子連れゲストにとって特に喜ばれます。
  • 好みに合わせて選べる自由度:食品・雑貨・体験・寄付など幅広いカテゴリから、ゲスト自身がライフスタイルに合ったものを選べます。
  • 贈り分けが簡単:ゲストの関係性・グループごとに異なる金額帯のカードを用意すれば、複数種類の現物を管理する手間が不要です。
  • 式場への持ち込み料がかからない:現物の引き出物と異なり、カードのみを持ち込むため多くの場合に式場の持ち込み料の対象外になります(式場によって異なるため要確認)。

AnyGift Weddingsのカード型引き出物

AnyGift Weddingsは、5,000以上の商品からゲストが自由に選べるカード型引き出物サービスです。カード・QRコード・URLと複数の渡し方に対応しており、招待状に同封する方法や当日テーブルに置く方法など、式のスタイルに合わせて活用できます。贈り分け設定もオンラインで完結するため、準備にかかる手間を大幅に削減できます。

現物引き出物との比較

比較項目 現物引き出物 カード型引き出物
ゲストの荷物 当日持ち帰りが必要 なし(後日配送)
ゲストの選択肢 お二人が選んだ1品 数千点から自由に選択
贈り分けの手間 管理が複雑 オンラインで設定可
式場持ち込み料 かかる場合が多い かからない場合が多い
受け取り方式 式当日に手渡し カード/QR/URL

引き出物の準備スケジュールと発注の流れ

いつまでに決めればいい?逆算スケジュールの目安

引き出物の準備は、式の約3〜4ヶ月前から動き始めるのが理想的です。式場提携の引き出物を選ぶ場合は式場のスケジュールに合わせますが、外部サービスや名入れ品を利用する場合は製作期間を見越して早めに動く必要があります。

  • 式の4〜3ヶ月前:引き出物のスタイル・予算・ゲストリストの大枠を決める
  • 式の2〜3ヶ月前:具体的な品の選定・サービスの申し込み・名入れ品の発注
  • 式の1〜2ヶ月前:最終発注数の確定・贈り分けリストの整理
  • 式の1〜2週間前:引き出物の式場搬入・または当日配布分の手配確認

発注数は確定人数より多めに用意する

引き出物の発注数は、招待人数が確定してから余裕を持って用意するのが基本です。当日のキャンセルや急な追加参列が生じることも想定し、確定数より5〜10名分多めに準備するカップルが多いです。余った場合の返品・キャンセルポリシーも発注前に確認しておきましょう。

引き出物の会計・費用管理のポイント

披露宴・ウエディングパーティーの総額平均は343.9万円[1]であり、引き出物はそのうちの重要な費用項目のひとつです。招待客人数の平均は52.0人[2]であることを踏まえると、引き出物だけで数十万円規模の予算になるため、単価設定は式全体の予算計画と合わせて早期に固めることが重要です。

費用を管理するうえでは、以下の点を事前に確認しておくとトラブルを防げます。

  • 式場の引き出物持ち込み料の有無・金額
  • 外部サービス利用時の送料・手数料
  • 贈り分け設定にかかる追加費用の有無
  • キャンセル・変更時のポリシー

引き出物の渡し方・タイミングのマナー

引き出物は一般的に、披露宴の終盤(お開きの挨拶後)にゲストへ配布されるか、テーブルにあらかじめ置いておく形で渡されます。地域によっては会場の出口でお見送りの際に手渡す形式もあります。カード型引き出物の場合は、招待状に同封する・テーブルに置く・QRコードを席札に印刷するなど、複数の渡し方が選べます。

参考文献

  1. [1] 挙式・披露宴の総額平均 — リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(2024)原典
  2. [2] 披露宴の招待客人数平均 — リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(2024)原典
  3. [3] 定番にとらわれず自由なやり方をすればよいと思う割合 — リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(2024)原典
  4. [4] 引き出物のゲスト一人あたり全国平均金額 — ゼクシィ結婚トレンド調査2024ほか(集計記事経由)(2024)原典
  5. [5] 引き出物の金額分布(3,000円台が最多31.6%) — ゼクシィ結婚トレンド調査2024(集計記事経由)(2024)原典
  6. [6] 引き出物の品数(3品目が53.9%で最多) — ゼクシィ結婚トレンド調査2024(集計記事経由)(2024)原典
  7. [7] 関係別の引き出物相場(主賓・親族・友人) — 業界複数ソース集計(アンシェウェディング、PIARYほか)(2024)原典
ブログに戻る